市販されている抗生物質

かぜを含めたさまざまな感染症の原因となる微生物としては、細菌、真菌、ウイルスなどの種類がありますが、こうした病原微生物の増殖や機能を抑制するはたらきをもつのが「抗生物質」と呼ばれているものです。
強いききめを発揮することから、市販されてはいるものの、わが国では原則として医師の処方箋がなければ薬局で購入することができない「処方箋薬」というカテゴリーに属しています。処方箋を提示することが困難な通販による抗生物質の購入も、原則的にはできないというのが現状です。
しかしながら、こうした抗生物質を購入する方法の例外として、海外で合法的に販売されているものを、個人輸入という形式で必要な分量だけ通販で購入するということは可能ですので、最近では個人輸入の代行を行う通販型のサイトなどもインターネット上には登場しています。
こうした抗生物質の代表格として、ジスロマックという名前の製品があります。このジスロマックは、病原微生物のなかでも主に細菌に対して効果を発揮する抗生物質の一種であり、細菌が増殖する際のタンパク質の合成を阻害するはたらきがあります。
適応症としては、クラミジアなどの細菌による感染症や、子宮頸管炎、尿道炎などがありますが、ウイルスが原因となる風邪の際にも細菌による二次感染を防ぐ目的で医師からの処方を受けることがあり、実は一般にも割となじみのある製品であるともいえます。
ジスロマックの服用によって、病原微生物とともに腸内の善玉細菌にも影響を与えてしまうことから、比較的軽易な場合が多いものの、腹痛や下痢、吐き気などの副作用がみられることがあります。
このため、通販型の個人輸入を使った場合でも、副作用防止のため基本的には1か月分以内の購入しか認められず、それ以上の分量は違法となってしまいますので注意する必要があります。