感染症のひとつ、hivへの感染者は20代が多い

hivとは感染症のひとつ、エイズを発症させる病原体です。hivは、血液感染、粘膜感染、そして母子感染と言う感染経路で人の体内に侵入します。そして日本国内においては、性交渉時の粘膜接触による感染者が最も多いです。膣分泌液、精液など病原体を含んだ体液が、膣、口腔、男性器の尿道などの粘膜に触れることで感染すると言う具合です。そして今年の5月、厚生労働省から、2014年度に新たに報告された20代のhiv感染者は349人であったことが報告されました。これは統計をとりはじめた1985年以降、最も多い数字で、なおかつ20代の感染者数が30代の感染者数を超えたのも12年ぶりと言うことです。その理由として、性交渉やそれで感染するhivをはじめとする感染症に対しての知識がじゅうぶんに備わっていないこと、またそうしたことに対する啓発が不十分であることなどが挙げられています。hivは、性交渉時に感染する可能性が高い感染症です。しかし性交渉時にコンドームを装着する、または自分やパートナーがhivに感染していないかどうかを定期的に検査をすることで、感染を防ぐことは可能です。これは20代に限らず、多くの人に啓発すべきことだと言えます。そして仮に20代でhivに感染したとしても、エイズは、早期発見によって発症を抑えることが可能な感染症です。エイズは、目立った症状がすぐに出てくる感染症ではありません。長い人では数十年にわたり、ほとんど、何の異常も見られないと言うことも多い感染症です。しかしその間にも、hivによって免疫機能は低下し続けます。そして、軽い風邪をひいた程度で重い肺炎を引き起こしてしまい、その時に初めて『自分はエイズに感染していたのか』と気がつくことも多いです。こうしたことを防ぐためにも、感染予防に対しては勿論のこと、早期発見、可能性が疑われる際は早期に検査を受けることも啓発すべきだと言えます。